| 喘息をよくし治すために(119) | |||||||||
| 喘息大学学長 清水 巍 | |||||||||
119. 2002年の過し方
昨年末、このページに掲げた野口正路さんの詩が好評だったので、午年(馬年)の年頭号を飾るにあたって、再度、午年の詩を冒頭に持ってきました。
新しい年の出発にあたって、このような躍動感をもって正月を、そして新年を迎えられたでしょうか。若い人はまさに詩のようなりりしさを持っていることでしょう。60代への出発の私も、精神の奥に同じ思いを抱いています。 2002年を楽しい年に 喘息治療は21世紀に入って随分と明るさを増しました。昨年末の城北、寺井の講座では「ここに参加している方々が喘息死するとは、とても思えない。一層喘息は良くなっていく。喘息のことはそう心配はしない。むしろ、癌、成人病、呼吸不全(酸素吸入を必要としたり、鼻にマスクをつけた人工呼吸、補助呼吸)などへの突入など、余病や合併症の併発、他病の出現が心配だ。全身の検査、癌チェックを新年早々から申し出てほしい」と話しました。 喘息治療は一年一年進歩しますが、一年一年年令が増えます。一年一年癌や成人病などの発症の確率がいやなことに高まってくるのです。それらを年の始めにチェックし、安心して一年を送れるようにしたり、早期発見、早期対策、早期治療で今後の人生への安心切符を手に入れなければなりません。誕生月検診などを提唱し、お勧めのハガキを送ったりしてきましたが、わかば会員には年度早々のチェックをお勧めします。 楽しい年にするためには全身状態が健康であること、その上で一層、喘息をよくし、治していくことが必要です。昨年末のNHKテレビで、吉行和子さんが「いつのまにか長年の喘息が治ってしまった」と断言しておられましたが、そういうことは有り得ます。よくなっていくのも不可能ではありません。 この「わかば」で今年も薬、その他のよい情報を受けとりつつ、喘息克服の楽しい年にしていきましょう。ステロイド吸入はディスカスやタービュヘラーも使える時代になりました。 フルタイド、ホクナリンテープ、キプレス、テオフィリン剤、プレドニンも使っていた人で、コントロール不十分なので、喘息大学入学を勧めていました。もっとプレドニンを沢山、毎日飲むか、毎日点滴をすれば一見よくなります。そんなことは分っているのですが、楽になることだけを求め、助言は耳に入らずという人もいます。 そういう人も含めて今年をよい年にしていくことは可能です。2月3日(日)ホリデイ・イン金沢の総会と新年会で、楽しい年になるよう出発を遂げましょう。 人と人との連ながりをよくしていく、価値あるものにすることが楽しい年にする保障です。 第23回喘大交流会には松永先生の特別講座(決定)の他に、平松園枝先生に精神統合の御講演を頂けるよう交渉を開始する予定です。喘大交流会の後には白山登山、北陸3県の交流会がひかえています。全国各地の患者会、中間交流会を含め、有意義な一年にしていこうではありませんか。 フランスの心理学者ジャネは「ジャネの法則」で次のように語っています。人は年令によって時間の経過する早さが違ってくる。十歳代の十年と六十歳代の十年とは6倍年の過ぎるのが早くなると言っています。日野原重明先生は「前半戦は長く活発だったが、後半戦は花がしぼむように短く経過すれば人生は非常に寂しい」と語っておられます。 より早く過ぎていくようになるこの2002年を「わかば」があるゆえに、楽しく充実して過すことができたと言えるように、お互いに力を出しあっていこうではありませんか。 |
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